べっ甲はカメの甲羅?歴史や手入れ方法、老舗店も紹介

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べっ甲の老舗店「江崎べっ甲店」

長崎にある「江崎べっ甲店」ではべっ甲の様々な加工品が製造され、販売されています。なんと、創業300年以上。伝統を重んじながらも新しいことに挑戦し続ける職人が手掛けており、その技術によって作られた作品が多くあります。

また、6代目の江崎栄造さんはべっ甲業界でただ一人「無形文化財」の指定を受けサンフランシスコとパリの万国博ではグランプリを受賞しています。一つ一つ職人の手で作られた作品を是非手にしてみてはいかがでしょうか?

・江崎べっ甲店
住所:長崎県長崎市魚の町7-13
アクセス:JR「長崎駅」より車で5分、長崎電気軌道「公会堂前」より徒歩2分、長崎自動車道「長崎IC」より「ながさき出島道路」経由、車で約15分、長崎自動車道「長崎芒塚IC」より車で約10分。
営業時間:9:00~17:00(年中無休)
公式サイト:http://www.ezaki-bekko-ten.co.jp/publics/index/8/

 べっ甲の手入れ方法

べっ甲は特別なお手入れ方法は特にありませんが、使用後は必ず柔らかい布で優しく汗などの汚れを拭き取るようにしましょう。柔らかい布が思い浮かばないのであればメガネクロスなどでも大丈夫です。

べっ甲はたんぱく質が主成分なため、汗などの酸性のものに弱いという性質があります。そのため汗がついたまま放置してしまうと艶がなくなってしまったり表面がささくれだってしまうなど劣化の原因となってしまいます。

美しさを保つためにも使った後は必ず柔らかい布で拭いてあげるようにしましょう。 保管をする際には防虫剤を入れた柔らかい包み、風通しの良い所に置いておきます。 

独特な色味を出すべっ甲


photo by loftwork

べっ甲の魅力は自然に生み出される独特な色味でしょう。飴色と称されるその色と褐色が混ざり合い独特な模様を形成しているその様は他に類を見ない存在です。

艶やかなながらもどこか柔らかな光沢は、身につけた人の魅力をしっとりと醸し出す手伝いをしてくれることでしょう。 べっ甲はその風合いから誰にでも馴染んでくれる優れた存在です。べっ甲細工の品が一つあれば、洋装和装問わず活躍してくれることでしょう。 

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