熊野大花火大会の駐車場情報や混雑情報
出典：写真ＡＣ
熊野大花火大会当日は3つの臨時駐車場エリアとその他の臨時駐車場合わせて15ヶ所の臨時駐車場（計3,800台）が用意されます。一部を除き駐車料金は清掃協力金として1台に付き2,000円発生します。
駐車場グループは、次のとおりです。
○有馬エリア駐車場（駐車台数1,600台） P1～P5（有馬中学校、市営陸上競技場、市営野球場、熊野精工・矢田、旧近大高専の5つで構成され07：00の有馬中学校開場後、満車になり次第順次開場します。）
○山崎エリア駐車場（駐車台数615台） P6～P8（山崎運動公園、不燃物処分場、新矢田橋の3つで構成され05：00の山田運動場開場後満車になり次第順次開場します。）
○金山エリア駐車場（駐車台数80台） P9の金山農村公園予定地とP10の金山小学校で構成され12：00の金山農村公園予定地の開場後満車になり次第金山小学校が開場されます。
○その他の駐車場（駐車台数605台） P11有馬小学校（70台）、P12花由（90台）、P13旧建設省跡（70台）、P14木本中学校（320台・清掃協力金3,000円）、P15大吹峠駐車場（55台・清掃協力金3,000円） 計3,800台の一般車両向け臨時駐車場が用意される熊野大花火大会です。
しかし、例年約20万人の人出があることから混雑は必至だと言えます。山崎、金山の両エリアは開場から少し離れた場所ですが、往復共にシャトルバスが運行されているので、花火大会後の渋滞の影響を受け難いと考えられます。
また熊野大花火大会当日は熊野尾鷲道路の下り線、尾鷲南IC～熊野大泊IC間で09：00～21：00の間一般車両通行止めの交通規制が行われるほか、会場周辺も車両通行止めや一歩通行などの交通規制が行われますので、熊野大花火大会会場へのアクセスは公共交通機関の利用をおすすめします。
熊野の花火と楽しみたい鬼ヶ城の魅力
出典：写真ＡＣ
熊野と言えば世界遺産に指定された「熊野古道」を連想する方も少なくないでしょう。熊野大花火大会の中で「鬼ヶ城大仕掛け」の花火が仕掛けられる鬼ヶ城（おにがじょう）も 紀伊山地の霊場と参詣道の一部として世界遺産に登録されています。
今から約1,250年ほど前に鬼と恐れられた海賊の多娥丸（たがまる）を征伐するために坂上田村麻呂（さかのうえのたむらまろ）がこの地を訪れました。無敵の多娥丸でしたが、鈴鹿山の鬼神を退治した経験を持つ豪傑である坂上田村麻呂の力を警戒し、岩屋に閉じ篭ったものの坂上田村麻呂に討たれてしまいます。
この伝説から古くは「鬼の岩屋」と呼ばれていましたが、室町時代に有馬氏が山頂に城を築いたことから「鬼ヶ城」と呼ばれるようになりました。現在は力強い熊野の大自然が作り出した奇岩や、熊野灘の美しい眺めを一望できる人気のスポットとして多くの観光客で賑わっています。
○鬼ヶ城
住所：三重県熊野市木本町1835-7
電話：0597 -89-1502
アクセス：JR紀勢本線熊野市駅から徒歩約5分、熊野尾鷲道路熊野大泊ICから国道42号を七里御浜方面へ約2km
公式サイト：http://onigajyo.mie.jp/
世界中が注目する熊野大花火大会
世界遺産として知られる熊野古道が存在する三重県熊野市は、日本古来の独特な宗教観を感じることができる場所として知られる人気の観光スポットです。その熊野で開催される熊野大花火大会は初盆を迎えた初精霊の追善供養を目的として催される花火大会です。
花火大会で披露されるダイナミックで大迫力な花火も魅力的ですが、花火が打ち上げられる前に行われる灯篭焼きにも参加して故人の冥福を祈る時間も持ちたいものです。世界中から注目が集まる熊野で行われる花火大会だからこそ、古くから伝えられる日本人の美徳を優先させた花火大会として楽しむのも良いのではないでしょうか。
