死ぬ直前に見ると言われる「走馬灯」。実際に臨死体験をした人は、走馬灯を経験をされた人が多くいるのも事実です。
では、なぜ人は走馬灯を見るのでしょうか。
これは諸説あるのですが、生物が死の危険を察知すると、アドレナリンが多量に分泌され、痛みを感じないなど、様々な変化が身体に現れることが原因とも言われています。
そのアドレナリンの多量分泌が人間の脳に今までにない変化を及ぼし、走馬灯と言われる過去の記憶を見せているのです。
走馬灯の意味から学べること
出典:写真AC
ここまで走馬灯という言葉について詳しく紹介してきました。
「走馬灯のように」という表現は、江戸時代の遊び道具から生まれたものでした。夏の夜におぼろげに浮かび、途切れることなく回る姿から、とめどなく記憶が蘇る表現に繋がっていったのだと考えられます。実際に体験することが難しいものの言葉として定着しているのも特徴で、人の記憶の不思議さや想像力を書き立てる言葉にもなっています。
実用することは難しいですが、「走馬灯のように」という言葉の裏に込められている気持ちを読み取ることは重要です。人の人生や生き様に深く根付いた感覚であるケースが含まれているのです。誤用されることが多い言葉でもあるため、使い方に気をつけたい言葉でもあります。
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