「七宝焼き」は世界中に多くの作品が存在しています。 すでに記載したツタンカーメンのラピスラズリなど、エジプトのピラミッドなどから発掘される副葬品には、実に多くの「七宝焼き」のアクセサリーを見ることができます。
また、世界的に有名なイタリアに本社をもつ、高級自動車メーカーのフェラーリ社。そのフェラーリ社が手掛ける自動車のエンブレムは「七宝焼き」で作られているのです。
七宝焼きの魅力
明治時代に作成された日本で有数といわれる「七宝焼き」のほとんどの名品は、海外の美術コレクターに大切に保管されていて、現在でもその評価の高さは変わることがありません。
時代が変わってもその価値が色褪せることのない日本が誇る「七宝焼き」ですが、「尾張七宝」などでは後継者不足が問題になるなど、その伝統が失われつつあります。
「七宝焼き」の素晴らしさを私達日本人が改めて見つめ直すことで、失われつつある世界に誇れる伝統工芸を、盛り上げていきたいものです。
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