「棒茶」と聞いて、なんのお茶のことかお判りでしょうか? 「茎茶」という名称ならば、お茶をよく買っている人ならご存知かもしれません。茶葉というくらいですから、お茶は葉を使ったものを淹れることが多いですが、お茶の茎の部分を使ったお茶もあって、これを茎茶または棒茶と言います。 確かに茎のお茶を見ますと、棒のような形状をしています。一般的な棒茶とは、煎茶の副産物です。お茶の一番摘みの際には、手で摘みますので茎は取れません。次に機械で刈り取りますが、このお茶には葉や茎が混じっており、荒茶と呼ばれます。 この荒茶から、「出物」と呼ばれる粉や茎を取り除くと煎茶ができます。さらに煎茶を作った後の荒茶から、粉やひげのような「毛葉」を取り除いて作ったのが棒茶です。いわば二次利用をしているので、一般的には価格が安いものです。もっともその味については旨みが強く、葉のお茶にも決して負けていないものです。 この棒茶を強火で焙じて、ほうじ茶を作ることが多いです。比較的、葉に比べると雑味の少ないお茶ができあがります。一般的な棒茶によるほうじ茶は、夏以降の渋みが強くなり、煎茶に向かなくなった材料茶葉を強火で焙じて作ります。 献上加賀棒茶とは 出典:写真AC 献上加賀棒茶は、棒茶をほうじ茶にした金沢の名産品です。原材料の棒茶は基本的には安価なものですが、手間を掛けて生み出される献上加賀棒茶は、現在では高級なお土産となっています。 一番摘みの上質の茎から作られている点、遠赤外線で焙じる点も、棒茶ほうじ茶の一般的な作り方とは異なります。献上加賀棒茶は、熱湯であまり時間を掛けずに淹れると美味しいとされます。水出しで、冷たくして飲むのも推奨されています。 献上加賀棒茶の特徴と魅力 焙煎の方法を工夫している献上加賀棒茶は、茶色くはなく、緑掛かってもいて、一見ほうじ茶には見えないかもしれません。淹れた後のお茶もまた、澄み切った琥珀色をしています。これは、遠赤外線の輻射熱により、芯から浅く、ふっくらと煎じた効果によるもので、長年培った技術のたまものです。 そして献上加賀棒茶は材料も厳選し、雁ヶ音と呼ばれる一番茶を使っています。このように献上加賀棒茶は、一般的なほうじ茶とはまったく異なる製法で作られており、その味は清冽で、浅炒りのために緑茶に近い味わいも感じられます。 お茶の茎にはもともとカテキンの含有量が少ないところ、焙じることでさらにカフェインも少なめになっています。これが、献上加賀棒茶のすっきりした味わいにつながっています。 献上加賀棒茶の歴史 出典:写真AC 加賀百万石のお膝元、古都金沢では、江戸初期から棒茶が飲まれていました。元はこの地においても、棒茶は安い原材料を使った、安いお茶だったのです。ですが、昭和天皇金沢訪問の折、当時82歳と老齢の天皇のために、刺激の少ないお茶を出して欲しいという要望が出されました。 要望を受けて、トップメーカーの丸八製茶場が開発したのが、現在の献上加賀棒茶だったのです。茶葉の材料は、茶どころ鹿児島から取り寄せました。試行錯誤の結果生まれた献上加賀棒茶は、たちまち高級品となり、現在に至ります。 【桑の葉茶の効能と作り方】カフェインレスで体に良い!毎日飲みたいお茶 万病の予防改善が期待できる緑茶の効能|1日1杯飲み続けると驚きの効果が? 女性必見!黒豆茶の身体や美容に嬉しい多様な効能|二日酔いにも効くって本当? この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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バルーンフェスタは佐賀県佐賀市で年一回秋に開催される、熱気球の国際競技大会です。正式名称を「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」といいます。佐賀平野を流れる嘉瀬川河川敷の上空に、多くのカラフルな熱気球が浮かび、水面に映るさまは正に壮観です。 スポーツの大会としてもアジア最大級のものですが、スポーツの枠を超えて、九州でも屈指の、観客の目を楽しませる大型イベントとして認知されています。バルーンフェスタはインスタ映えするフォトジェニックな催しでもあって、毎年80~90万人程度の集客があり、地元への経済効果も大変大きなイベントです。 嘉瀬川沿い、東側の細長い地域がメイン会場です。さらに競技によっては会場外の田んぼに熱気球が着陸することもあります。会場だけでなく、佐賀市内と周辺の広い地域から、競技の模様を眺めることができます。 バルーンフェスタ 2018年の日程・アクセス 出典:写真AC 2018年のバルーンフェスタは、11月1日(水)から11月5日(日)の5日間に渡って開催されます。11月3日は文化の日ですので、後半は三連休に掛かります。11月2日はキッズデーとなっており、地元の幼稚園・保育園から園児が多数呼ばれイベントに参加します。 最終日の11月5日には、大いに盛り上がる「キー・グラブ・レース」が開催されます。「キー・グラブ・レース」では、観客の目の前を大型の気球が飛びます。これは柱につるされた鍵の模型を、搭乗者が手で掴むスリリングな競技です。 会場へのアクセスですが、JR長崎本線に臨時駅「バルーンさが」が、会場そばの嘉瀬川河川敷にオープンしますので、この駅を使うのが大変便利です。駅は大変混雑しますのでご注意を。 その他、お車のアクセスのため、周辺には臨時駐車場が多数オープンします。多くのバスも佐賀市内から走ります。会場では入場料を徴収せず、無料で楽しめるのも嬉しいですね。 バルーンフェスタの歴史 出典:写真AC 福岡県甘木市でひっそりと始まったバルーンフェスタは、3年後の1980年に現在の佐賀市に移りました。佐賀平野には、気球競技に最適な風が吹くとのことです。当時の参加機は14、観客動員は3万人でした。 1989年に、バルーンフェスタは熱気球の世界選手権として実施され、これが転機となりました。参加機が132、観客動員117万人の超ビッグイベントに成長したのです。その後世界選手権は2度おこなわれています。 バルーンフェスタの特徴・見どころ 出典:写真AC 熱気球というスポーツがわからなくても気にする必要はありません。カラフルな気球が徐々に膨らんで立ち上がり、空に浮かんでいく姿には誰でも圧倒されることでしょう。競技は早朝7時から始まりますので、その前から会場もオープンしています。 朝は風も安定していており、競技の中止も少ないために大変お勧めです。競技がイベントのメインですが、他にも数多くの催し物が用意されています。子供の喜ぶ、バルーンファンタジアでは、パンダやアニメキャラ、スターウォーズの登場人物などがふわふわ空を泳ぎます。 それから世界の一流ライダーが集まりデモンストレーションを見せるホンダトライアルバイクショー。日本夜景遺産に登録される「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン」(夜間係留)、それからイベントステージや物産展の「うまかもん市場」などです。 イベントステージでは、ライブやトークショーなどが開かれ、2017年には「中村あゆみ&はなわ」「中越典子」などのタレントさんも来場しました。熱気球を夜間に係留し、バンド生演奏に合わせてバーナーの炎を灯す「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン」は、大変幻想的で、最後には花火も打ちあがります。 そしてバルーンフェスタの開催中、地元の子供たちは、チームカード・バッジなどをくれるチームがあるため会場外の田んぼに着陸する熱気球を目指して自転車で駆け付けます。 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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飛行機や自動車などの部品がどのようにしてできることをご存知でしょうか?実は、金属加工と呼ばれる方法によって作られています。今回は、この金属加工の種類や工程を詳しくご紹介します。 金属加工とは 出典:写真AC 金属加工は、製品を製作するうえでとても重要な技術になります。製品は、たくさんの部品を組み立てることによって作り上げますが、金属加工は、その部品を作る際に材料を所定の形に加工する技術です。 例えば、鉄鉱石やアルミニウムなどの材料を圧力で成形する圧延(あつえん)と呼ばれる金属加工技術を用いたり、熱処理をすることによって金属の成形を行い、塗装やコーティングを行って金属製品となります。 金属加工の種類その1「機械加工」 出典:写真AC 金属加工の種類の一つに機械加工というものがあります。機械加工では、材料から形となるまでの過程で用いられます。その過程では、主に成形・除去加工・付加加工・結合の4つで構成されています。では、実際に機械加工を工程ごとに見ていきましょう。 成形 成形とは、材料を型にはめて形をつくることです。主に鋳造・塑性加工・焼結の3つに分類され、用途にあった加工を用います。 鋳造とは、材料を溶かして型の中で固めて形を作る方法です。塑性加工とは、材料を圧力によって変形させたり切断することによって形を作る方法です。焼結とは、材料を粉末にしたものを焼くことによって強度の高いものを作る方法になります。 除去加工 除去加工とは、不要な部分を取って形を作る加工のことをいいます。こちらは、主に切削・研削・砥粒研磨・放電加工・切断加工の5つに分類されます。では、それぞれの特徴を見ていきましょう。 切削は、刃物を使って不要な部分を取り除き、形を作る加工方法のことをいいます。この方法は効率よく高い精度で加工できるため多くの製品で用いられています。 研削とは、高速回転する砥石車で削ることで表面の粗さを取り除きます。この加工をすることによって、表面が滑らかになるだけではなく加工精度を高めたり、切削では不可能な硬い材料も扱うことができます。 砥粒研磨とは、砥粒と専用の液を使って加工する方法で、寸法の精度を高めたり、表面をより滑らかにするために使われる加工方法です。 放電加工とは、電気のエネルギーを使って切削や研削では加工できないような硬い材料を加工する方法になります。 切断加工には様々な種類がありますが、レーザーやプレスなど高いエネルギーを使って形を切り取り、作る方法です。 付加加工 付加加工とは、元の形に材料を追加してくっつけることで所定の形を作る加工方法です。付加加工をすることによって、機能が増えたり強さが増したりするメリットがあります。最近では、3Dプリンターによる技術がこの付加加工といえるでしょう。 接合 接合という加工方法には、材質的接合・機械的接合・科学的接合の3つがあります。 材質的接合とは、対象の物質を材料的に接合する方法で、摩擦による接合や溶かして材料を接合するものです。 機械的接合とは、ボルトやナットなどの接合金属を用いて接合したい材料に接合する方法になります。 化学的結合は、”糊(のり)”による接着などで水素結合など比較的弱い結合によって接合される方法です。 金属加工の種類その2「熱処理加工」 出典:写真AC 熱処理加工とは、加熱と冷却をすることで材料の完成度を高めたり、強度を高めることができ、主に全体熱処理と表面熱処理の2つがあります。 全体熱処理とは、金属材料全体の組織を変えるために行われます。強度を高めたり、さびを防止したりするため「焼き入れ・焼き戻し・焼きなまし・焼きならし」の作業を行います。 表面熱処理では、表面のみの組織を変えるために行われ、硬化させたり、表面の改善をします。 …
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「紬」という漢字は、「つむぎ」と読みます。この言葉は着物に精通している人でない限り、一般的には馴染みがない言葉かもしれません。 紬の訓読みは先に述べた通りですが、音読みをすると、「ちゅう」となります。 紬とは? 出典:写真AC 紬は織物の一つです。紬糸や紬織など、着物に関する言葉で使われており、絹織物の一つということもできます。 紬糸を使った着物のデザインは決して派手ではなく、古き良き日本を感じさせる落ち着いたものです。 紬は基本的には縞模様もしくは、絣物模様です。大正や明治の頃の着物を着た人物写真などで見ることができます。後述する大島紬は、絹によって作られています。 紬の着物の特徴 着物の素材といえば、絹や麻、ウールなどがよく知られたところですが、着物の素材としての紬は決して珍しいものではありません。紬はある一つの地域だけで限定的に生産されるものではなく、日本国内でいくつか生産箇所があるからです。 紬という名称が用いられる、大島紬は、奄美大島で生産されています。紬の中でもよく知られた名称で、高級な織物として、一般的に認識されています。 日本の伝統的な工芸品の一つでもあります。 結城紬は、茨城県の結城市や栃木県小山市で生産されています。結城紬は機械による大量生産ではなく、基本的には職人の手作業によって作り出されます。 そのため希少価値が高く、環境にも優しく生産されています。 結城紬の名刺入れを作りませんか? 紬の着物を着る場面 出典:写真AC この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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七五三や成人式、結婚式などの、晴れ舞台に欠かせない着物。今でこそ冠婚葬祭などの、行事の際にしか着られなくなりましたが、昭和の初頭までは着物が普段着として着られていました。 我々日本人にとって馴染み深い着物ですが、着物の単位として用いられているのが反です。 着物のことを反物といいますが、その呼び方は実はこの単位からきているのです。「一反」はどれくらいの長さを指すのかといいますと、幅が36センチ、長さは12メートルもあります。 このように十分な長さがあったので、江戸時代には大人物の着物が着られなくなると、子供用に仕立て直し、それが着られなくなれば、赤子のいる家ならおしめにしたり、そうでなければ雑巾にしたりと、余すとこなく着物を再利用して使っていたのです。 一反の歴史 出典:写真AC 着物の単位として知られている反は、一体いつから使われるようになったのか知っていますか? 答えは江戸時代からです。江戸時代に庶民や武士などを中心に着られていた小袖に、必要な幅や長さを一反と決めたのがはじまりです。また時代の変遷により、一反の幅や長さは変化していきました。 「反」の他に着物を含む織物単位として「疋」、「段」、「端」の3つがあります。これらの単位は、それぞれ織物によって使い分けられています。 「疋」は絹織物、「段」と「端」は麻織物に使われており、また「反」は「疋」と同様絹織物を指す単位ですが、長さは疋の半分となっています。このように着物の単位は疋や段、端、そして反の4つがあり、それらの単位は織物に応じて使い分けられてきたのです。 一反の広さ 「反」という単位は長さだけでなく、田んぼや畑などの測量する際の面積の広さとしても使われていました。 一反は300坪でおよそ31.5m×31.5m=992.25㎡の大きさです。畳で表すと600畳の広さになります。他にも面積を表す単位は「歩」「畝」「町」など様々あります。大きい順で並べると「歩
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都心から新幹線でおよそ50分、群馬県の特産品や美味しいものをご存知でしょうか? ネギとこんにゃく、パスタに釜めし、水沢うどんや焼きまんじゅう、近年ではハラダのラスクも・・・と数多くありますがその中から地元民が厳選した3品をご紹介します! 田沼屋の「元祖ひもかわうどん」 群馬県は全国4位の小麦生産地ということもあり、うどんやパスタが有名ですが近年一大ブームを巻き起こしているのが“ひもかわうどん”。ひもかわうどんとは桐生市の郷土料理で麺の幅が1.5cmから15cm以上のものまであり、見た目のインパクトも強くメディアでもたびたび取り上げられています。 古くからあるひもかわうどんですが新たにオリジナルメニューを考案しているお店もありその美味しさも話題になっています。「それはぜひ食べてみたい!」と思った方、今回はそのオリジナルメニューも絶品と評判のお店、『元祖ひもかわ田沼屋』さんをご紹介します。 過去にテレビ局の取材を受けたこともある田沼屋さん、ご主人は商社出身という異色の経歴の持ち主。うどんメニュー・そばメニュー共に充実している同店ですが、中でも目を引くのが「白帯」・「黒帯」と名付けられたひもかわうどん。 あんでぃさん(@kumhatomi)がシェアした投稿 – 2016 11月 20 2:57午前 PST ひもかわをスパイスのきいたキーマカレーで食べるもので一食の価値あり。見た目にもとても美しく日本人好みのもちもちとした食感の幅広麺と風味あるキーマカレーの組み合わせは、やみ付きになる人もいるほど。「何を食べてもハズレなし!」と評判の同店です。 また、ホームページも充実しており贈答品の注文も可能。織物の街にちなんで反物状になっている『一反御麺』は遊び心も満載で、相手の笑顔を思い浮かべ思わず贈ってみたくなる品。桐生に行くならぜひ食して頂きたい一品です。 殿様がお取り寄せ?とろとろ食感が絶品の「下仁田ねぎ」 “ねぎとこんにゃく下仁田名産”。群馬県の郷土かるた『ね』の読み札に詠われるのは別名「殿様ねぎ」と呼ばれる下仁田ねぎ。江戸時代に殿様から注文があったという事実によりそう呼ばれるようになったのだそう。 hikaruさん(@hi_ka_ru_m)がシェアした投稿 – 2016 11月 29 6:19午後 PST 江戸時代の殿様が好んで食べたほどのこの下仁田ねぎ。まだ食べたことのない方のために美味しい食べ方もあわせてご紹介します! この下仁田ねぎは群馬県甘楽郡下仁田町の特産品で、一般的な長ネギと比較すると太くて短く、加熱すると甘くなるのが特徴。年末のお歳暮時期になると日本全国へ贈答品として発送されますが、このねぎはそのまま食べると辛みが強いため生食には向かず、加熱調理によりその美味しさが最大限に引き出されます。 Dougさん(@dag_pitt)がシェアした投稿 – 2016 12月 …
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「脱サラをして起業したい!」と考えたことがある方は多いのではないでしょうか? 今回は、脱サラ起業の成功率や向いている仕事、リスクに対しても目を向けてみましょう。 脱サラ起業の成功率と手順 脱サラ起業の成功率とは 出典:Pixabay 早速ですが、脱サラの成功率はどのくらいあるのでしょうか。 実は、一般的に3~6%と言われています。 これは、企業や個人事業が10年後に存続している可能性が3~6%であるためです。中には個人事業で成功し、法人を立てたために個人事業を廃業するような場合、うまくいっていながらも諸般の事情で廃業した場合も含まれてはいますが、とても低い確率であることに変わりないでしょう。 脱サラ起業の手順・脱サラする前にやるべきこととは 出典:Pixabay 脱サラ起業の成功率は決して高くないことがわかりましたでしょうか?しかし、脱サラ前に十分な準備をすることで、成功率を高めることができるでしょう。 ここでは、脱サラ前に準備しておくと良いことを紹介します。 1、脱サラ後の生活資金を用意する 脱サラ後には、事業に必要なお金とは別に生活資金も必要になります。 「意外とお金がかかってしまった」ということにならないよう、十分な計画を立てておくことが重要です。 最低でも半年間、無収入でも問題ない生活費を用意しておくことが重要で、これがあるのとないのとでは起業の成功率も大きく変わってきます。毎月どれだけの生活費をかけているのか洗い出してみることも大事だといえるでしょう。 2、クレジットカードやローンの契約 脱サラ起業をすると、サラリーマンの頃のような毎月の安定的な収入がなくなるため、ローンなどの審査が厳しくなります。 必要なものは起業する前に、契約しておくとよいでしょう。 3、事業計画を作る 脱サラ起業をするのであれば、事業計画は重要です。 もちろん、常に計画通りに進むわけではありませんが、想定できるリスクに気づかずに失敗してしまうような場面を減らすことができます。 4、退職する時期を決める 起業をすると、時にサラリーマンとして働いていた会社が顧客となることもあります。 なるべく円満に退職できるよう、会社に迷惑のかかりにくい時期を選ぶとよいでしょう。 5、退職時に保険の手続きを行う 日本国民であれば加入義務のある、健康保険や年金などの社会保険は、しっかりと手続きを行いましょう。 健康保険には、国民健康保険と会社などで加入する社会保険があります。退職後二年間は、「任意継続」と呼ばれる形で社会保険に加入することができますが、会社負担分も全額支払うことになるので、どちらのほうが安く抑えられるか見極めましょう。 6、個人事業か法人か決める 脱サラ起業には二種類の開業方法があります。「個人事業主」と「法人」です。 …
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ひぐちしょうさん(@sho2158)がシェアした投稿 – 11月 1, 2017 at 6:09午前 PDT 岐阜の長良川や京都の宇治川などで、毎年晩春から初秋にかけて催される「鵜飼」。真夏に最も盛りあがりを見せる夏の風物詩でともいわれるこの鮎漁。なかでも長良川の鵜飼はとりわけ有名で、毎年多くの観光客が訪れる。ここでは岐阜の長良川で行われている鵜飼について説明します。 名だたる武将に気に入られ、幕府に保護された鵜飼 びっとさん(@clouds8888)がシェアした投稿 – 10月 30, 2017 at 3:20午後 PDT 鵜飼は鵜を鵜匠が巧みに操りながら、鮎を中心とした川魚を獲る漁です。中国から伝来したという説と、日本で発祥したという説がありますが、どちらが起源なのかは定かではありません。ただ、古墳から鵜飼を表現した埴輪が見つかっていることから、その歴史は非常にふるいと考えられています。 古事記や日本書紀にも鵜飼に関する記述が残っていて、中国でみつかった古文書にも鵜飼のことが書かれているのです。長良川の鵜飼は7世紀には既に始まっていたと言われていて、正倉院で保管している文書の中に鵜匠の名前が出てきます。つまり、長良川の鵜飼は1,300年以上の歴史があるのです。 また、鵜飼を単なる漁としてではなく、おもてなしとして客人に見せることを始めたのは、なんとあの織田信長です。信長の息子である信忠と武田信玄の娘が婚約した時に、信玄のもとから祝儀の品を届けにきた使者に鵜飼を見せたといわれています。 鵜匠は身分を保護?知られざる皇室との関係 武 [本気岐阜展 1/1~3/31 @岐阜城資料館]さん(@ony182)がシェアした投稿 – 10月 31, 2017 …
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出典:Wikimedia Commons 与謝野晶子も詩に詠んだことで知られるのが鹿児島指宿市の薩摩半島南端に広がる指宿温泉です。 特に有名なのは天然砂むし温泉で、これは湯温が 約80℃と高温のため、海岸に向かって地下を流れる温泉で温められた砂に浴衣1枚羽織って体を埋め、波打ち際で潮の香りとともに楽しむものです。 古くは「湯豊宿(ゆぶじゅく)」と呼ばれ、約150年前に編纂された「三国名勝図会」にも登場します。 砂むし温泉がずらりと並んでいるのは摺ケ浜で、引き潮の時に立ち上る湯煙は大変幻想的です。 また、錦江湾沿いに建ち並ぶホテルでは、温泉で洗った砂を使った砂むし温泉を楽しむこともできます。 市内のいたるところに、およそ800本もの源泉があり、1日約12万tの豊富な湯量を誇ります。 住所 〒891-0405 鹿児島県指宿市湊2丁目5番33号 アクセス 鹿児島空港よりバスで1時間40分 電話番号 0993-22-3252 日本の温泉街を巡ろう このように、日本には魅力的な温泉が数多く存在します。その数は源泉数が2万7000本以上、宿泊施設が3000か所以上と、まさに世界屈指の温泉大国といえるでしょう。 温泉地は火山帯に沿うように分布しているので、熱源が豊富で、温泉水の元となる水資源もふんだんです。このため、日本では古くから独自の湯治文化や入浴文化、そして温泉文化が育まれてきたのです。 日本の温泉地をまとめた、「温泉」記事一覧 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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勝駒は、富山県高岡市のお酒で、やさしい香りとさらっとした飲み口ながら、米のうま味が効いた食中酒にぴったりの味わいが特徴です。少人数で醸造しているため需要に対して供給量が少なく、また決して安くないお値段をしていますが、職人のこだわりが反映された、量産品にはない上質な美味しさがあります。 現在かなりの人気で、インターネットの通販ではおおよそ通常の倍といった値段のプレミアがついていることも。今回は、そんな大人気の日本酒である勝駒について、ご紹介していきます。 勝駒が美味しい理由① 良質な酒米 出典:写真AC 日本酒の原料といえばお米ですよね。実は富山県は、2013年の就業人数当たりの米生産量が全国一位という米どころなのです。そんな米どころ富山県で作られているこの勝駒というお酒ですが、「五百万石」という酒米が使われています。 この酒米は元々北陸地方で特に多く生産されているのですが、最近では東北から九州まで全国で栽培されており、日本の酒米で一番作付面積が大きいとのこと。酒造りに向いているお米、つまり酒造好適米として知られています。麹を作りやすく、もろみになっても米が溶けすぎないという長所を持っているので、全国の蔵元に人気の酒米なんだそう。五百万石という米で醸された日本酒は、淡麗でキレがよく、すっきりとしたお酒になるようです。 キリッとした辛口のお酒に仕上がる五百万石に対して、もう一つの酒米の代表、山田錦で造られたお酒は芳醇で深みのある味わいになります。二大酒米がそれぞれ対照的な特徴を持っているなんて、なんだか面白いですね。 勝駒もさらっとしていて家庭料理との相性が良いといわれていますが、まさに五百万石の味を活かした日本酒であると言えそうです。勝駒の純米酒は五百万石の頂点なんていわれているようですよ。 勝駒が美味しい理由② 美味しい水 出典:写真AC 日本酒が美味しいところは水も美味しいとよくいわれます。勝駒が作られている富山県もその例外ではなく、美味しい水が豊富な水の王国なのです。 富山県には、北アルプス・立山連峰という雄大な山々があり、この山々に積もった雪が豊かな水源の一つになっています。その雪解け水をためているのが天然の森林たちです。富山県の面積の約67%は森林で、降った雨を蓄え、浄化しながら地中に染み込ませていきます。 そんな富山県では、綺麗な水が必須といわれているわさび栽培が行われているほか、蛍の名所も多く存在しています。 良質で綺麗な水に恵まれた富山で、職人が手をかけて生まれた勝駒が美味しくないわけがありませんよね。 勝駒が美味しい理由③ 冬の厳しさ 新潟や京都、兵庫など、全国の酒どころといわれる場所は、綺麗な水と美味しいお米が有名な場所が多いですよね。それは気候の適正が大きく影響するわけですが、勝駒の蔵元がある富山県はまさに、その2つを満たしている地域であることはおわかりいただけたことでしょう。 しかし、それだけではありません。日本海側の気候特有の冬の厳しさも、勝駒を美味しくする要因になっています。日本酒は最高15℃程度の気温で発酵させなければなりません。また、雑菌の繁殖を抑えるという意味でも、富山県の厳しい寒さは日本酒造りに向いている気候と言えます。 こうした酒造りに適した気候が富山の日本酒の伝統を育み、冷房設備や製氷機が普及した現在でも大きな意味を持ち続けているのです。 日本酒度って何?|度数による味わいの違いや酸度も紹介 【青森の日本酒8選】絶品を生む秘訣は寒い気候にあり この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう