「雲外蒼天(うんがいそうてん)」の意味と由来|類語・対義語も紹介

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「雲外蒼天の意志でプロ入りを目指す」、「闘病生活を雲外蒼天の思いで過ごす」、といった文章を目や耳にしたことはありますか。 ここで用いられている雲外蒼天とは、はたしてどのような意味なのでしょうか。

言葉の意味自体は分かっても、それが四字熟語としてどのような意図が込められているのか。そこまでは、なかなか思いつかない人も多いと思います。 ここでは、その意味や例文から、雲外蒼天という言葉の使い方について学んでいきましょう。 

【意味】 今はどのような困難や障害があったとしても、いつかかならず良い方向に転じるはずだということ。
【由来】  ―――――
【類語】 「開雲見日」
【対義語】 「暗雲低迷」
【英訳】 「There is always light behind the clouds.」

雲外蒼天の意味とは?


出典:写真AC

雲外蒼天というのは、文字通り読めば「雲の外に青い空がある」という意味になります。 実際に、より分かりやすく「雲外に蒼天あり」という書き下し文の形で用いられることもあります。

つまり、それをたとえにして、今はどのような困難や障害があったとしても、いつかかならず良い方向に転じるはずだ、という意味の四字熟語となっています。

そして、だからこそ諦めずに努力を続けることが大切だ、という励ましの意図がそこには込められているのです。

天候にまつわる雲外蒼天の成り立ち


出典:写真AC

雲外蒼天という言葉には、語源と思われるような出典はありません。 文字をそのまま読み解いていくと、雲外蒼天の「雲」は雨雲、つまり雨が降っている状態を表しています。

その「外」というのは、私たちがいる地上から見て、雲の上のことを指しています。 つまり、雲外蒼天という言葉には、地上で雨が止むのをひたすら願う人々の気持ちが反映されていると考えられます。

そして同時に、地上で雨が降っているか降っていないかにかかわらず、天上ではつねに青空が晴れ渡っているものだ、という見解も示しています。私たちは、何か目先の不幸や不運があると、ついついそれにとらわれがちです。

しかし、それも長い目で見れば、ほんの一時的なものにすぎない。雲の上では、常に日が差していることを忘れてはいけない、といった大きな観点が雲外蒼天という言葉の背景には含まれているのです。

「三々五々(さんさんごご)」の意味や由来|例文も紹介

「大義名分(たいぎめいぶん)」の意味と使い方|政治の場でよく使われる言葉

「金科玉条(きんかぎょくじょう)」の意味と由来|お金は関係ありません

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連するキーワードから探す